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  2. 若御子神社 由来

御祭神

◎ 『神日本盤余彦尊』(かむやまといわれひこのみこと)
  神武天皇のこと ─ 戦いの神 ─

◎ 『菅原道真公』 (すがわらのみちざねこう)
  ─ 学問の神 ─

◎ 『少彦名命』(すくなひこなのみこと)
  ─ 医薬・温泉・まじない・知識・酒造の神 ─

概要

御利益 /
戦勝祈願、合格祈願、健康成就、家内安全 など

御祭礼 /
・4月第3日曜日 例大祭(日野神楽奉納)
・8月1日 川瀬祭り(神輿渡御)
・11月23日 新嘗祭

名物 /
若御子断層洞及び断層群(埼玉県指定天然記念物)

所在地 /
埼玉県秩父市荒川上田野698

アクセス /
秩父鉄道「武州中川駅」下車 東南東へ1.1km 徒歩15分

駐車場 /
十数台駐車可

由緒について

若御子 (わかみこ)神社は埼玉県秩父市荒川上田野の里に鎮座する古社です。
創立は聖武天皇の御代、天平年間(730年代)ころに若御子山の頂に神武天皇が祀斎されたことが始まりと伝えられています。

「若御子」の名の由来は祭神・神武天皇の別呼称、「若御毛沼命」(わかみけぬのみこと)からではないかと言われています。

延暦13年(794年)若御子山の峰岳にお社が造営され、若御子十二社宮と称されました。

社伝縁起によりますと、醍醐天皇の御宇、延長8年(930年)神宮従五位「守屋大和守物部吉清」再建とあり、お社が再建されたことが神社宝物の御神鏡に刻されています。

当社は古くより祭神にあやかって武将たちの尊崇が厚く、天慶年間(938〜947年)では藤原秀郷が平将門討伐の際、当社に戦勝を祈願し、乱を平定したと伝えられています。

また、建久2年(1191年)には鎌倉幕府を開いた源頼朝が戦勝と武運長久を当社に祈願し、天文14年(1545年)には足利将軍義晴が社殿を造営したと伝えられています。
社殿はこの時、若御子山の峰岳より旧社地若御子に遷座され、若御子十二社権現宮と称されました。

戦国時代、永禄12年(1569年)に武田軍の兵火によって社殿と宝物、旧記等ことごとく消失しました。慶長6年(1601年)に本殿が再建され、現在の本殿はこの時のものになります。

明治2年(1869年)に若御子十二社権現宮を改め、若御子神社と名称変更されました。

大正4年(1915年)に神社の移転許可を得、大正5年(1916年)に若御子山より現在の地に遷座されました。

昭和15年(1940年)、御祭神神武天皇即位2,600年を記念し、神域の大改修が行われました。

平成2年(1990年)、当社御遷座75周年記念事業として、神域の大改修が行われました。

平成27年(2015年)、当社御遷座100周年記念事業として、弊殿新築等神域の大改修が行われました。

秩父地方に点在する狼信仰の各神社と同様に、若御子神社も狼の狛犬が鎮座しています。